おすすめのバドミントンのラケットの選び方!
初めてバドミントンのラケットを選ぶ方に向けて、選び方とおすすめのモデルについて解説します。バドミントンは競技シーンだけでなく、レジャー目的でも人気のあるラケットスポーツです。適切なラケットを選ぶことで、プレースタイルに合った力を発揮できます。
以下は、バドミントンラケットの選び方とおすすめのポイントです:
ラケットの型を選ぶ
ヘッドヘビー型
ヘッドヘビー型のバドミントンラケットは、フレーム面の上部に重量のバランスがあるタイプです。先端が重くなることで、ラケット全体がしなりやすくなり、大きなショットを打ちやすくなります。特にスマッシュを主体とする攻撃型のプレーが得意な方におすすめです。
イーブン型
イーブン型のバドミントンラケットは、フレームの重心位置が中間にあるタイプです。バランスの取れたラケットで、パワーと操作性を両立させることができます。攻守ともに使い勝手が良く、オールラウンダー向けのラケットです。
素材を選ぶ
オールカーボン製
オールカーボン製のバドミントンラケットは、競技シーンで人気があります。以下はその特徴です:
- 反発性に優れている: カーボン素材は反発性が高く、パワフルなショットを打つのに適しています。
- 軽量で扱いやすい: カーボンフレームは軽量で、素早いスイングが可能です。
- 競技用途に最適: カーボン素材を採用したモデルは、競技用途に適しています。部活動や大会に出場する方におすすめです。
カーボンチタン製
カーボン・チタン製のバドミントンラケットは、カーボンフレームの一部にチタンを使用しています。以下はその特徴です:
- 面の安定性とコントロール性: チタンの適切な位置への組み込みにより、面の安定性が向上します。これは正確なショットを打つ際に重要です。
- 反発性に優れている: カーボン素材とチタンの組み合わせにより、反発性能が高まります。攻撃的なプレーに適しています。
アルミ製
アルミ製のバドミントンラケットは、耐久性や耐衝撃性に優れています。以下はその特徴です:
- 安価で手軽: アルミ製のラケットは比較的低価格で手に入ります。初心者やレジャー目的で楽しむ方におすすめです。
- 軽量で扱いやすい: アルミニウムは軽量な素材であり、子供の遊びや練習に適しています。
- 耐久性がある: アルミ製のラケットは、ぶつけても壊れにくい仕様です。
ただし、アルミ製のバドミントンラケットは、基本的に競技用として展開されていないため、本格的な練習用には向いていません。競技用モデルを選ぶ際は、別のタイプから選択しましょう。
重さをチェック
バドミントンラケットの重さは、プレイヤーのスタイルや好みに合わせて選ぶ重要な要素です。以下に、バドミントンラケットの重さについて詳しく説明します。
ラケットの重さの表記方法
バドミントンラケットの重さは、通常「U」の前の数字で表されます。数字が小さいほど重く、大きいほど軽いラケットです。例えば、「3U」はラケットの重さを示します。一般的には3U~4Uが最も一般的な重量のラケットです。
表記 | 重さ(グラム) | 主な対象 |
---|---|---|
3U | 88g | 上級者 |
4U | 83g | 中級者 |
5U | 78g | 初心者 |
同じラケットでも重さが異なることがある
同じ種類のラケットでも、重さは異なることがあります。これは2つのパターンがあります:
- 同じラケットの種類でも2種類の重さで販売されている: 特にYONEX製のラケットでは、同じモデルでも2つの重さで販売されていることが多いです。シールで確認しましょう。
- 同じラケット、同じ重量モデルでも重さが違う: 製造の際の手作業による誤差があり、同じラケットでも最大4gも重さが異なることがあります。
そのため、同じラケットを数本そろえる場合は、できれば同じ重さのラケットを店舗で選ぶと良いでしょう。
自分に合ったラケットの重さを選ぶ
- 初心者の方は「4U」または「5U」のラケットから試すのがおすすめです。これは重すぎず無難な重さで、操作性が高いからです。
- ジュニアの子供や力に自信がない方は「5U」もおすすめです。
- 中級者以上の方は、表を目安に選ぶことができます。ただし、最終的には自分のプレースタイルや好みを考慮して試してみることが大切です。
シャフトの太さや硬さを考慮
バドミントンラケットのシャフトとは?
バドミントンラケットのシャフトは、ハンドルをヘッドに繋ぐ部分です。シャフトの役割は重要で、プレイに影響を与えます。以下に詳しく説明します。
- ヘッド(ラケットヘッド): バドミントンラケットの羽を打つ部分で、ガットが張ってあります。
- ハンドル(グリップ): プレーヤーが握る部分です。
シャフトは、この二つを繋ぎ止めている棒状の部分を指します。シャフトの硬さや太さは、プレーヤーのスタイルや好みに合わせて選ぶ重要な要素です。
シャフトの硬さについて
シャフトの硬さは、筋力や技術によって変える必要があります。基本的には次のような特性があります:
- 硬いシャフト: 反発力が強く、スマッシュなどのパワフルなショットに適しています。ただし、十分な筋力が必要です。
- 柔らかいシャフト: 反発力は少ないが、筋力が少なくても使いやすいです。クリアなどの正確なショットに向いています。
シャフトの硬さを選ぶ際は、自分のプレースタイルやスイングスピードに合ったラケットを選ぶことが重要です。
ガットのテンションを調整
ガットのテンションは、バドミントンのプレーに大きな影響を与えます。以下に、ガットのテンションについて詳しく説明します。
メリットとデメリット
- テンションが高い(硬い):
- メリット:
- はじきが良く、シャトルを沈めやすい。
- 早いラリーに対応しやすい。
- 打球音や打球感が良い。
- デメリット:
- シャトルを遠くまで飛ばしにくい。
- ガットが切れやすい。
- 手首や肩に負荷がかかる。
- メリット:
- テンションが低い(柔らかい):
- メリット:
- シャトルを遠くまで飛ばしやすい。
- ガットが長持ちする。
- 手首や肩への負荷が低い。
- デメリット:
- シャトルを加え込んでしまい、シャトルが浮きやすくなる。
- 早いラリーに対応しにくい。
- メリット:
ガットのおすすめテンション
- バドミントンのガットは縦よりも横を2ポンド程度上げることが一般的です。
- 初心者の方は、最初はテンションを低めにしておいて、スイートスポットにしっかりと当てることができて簡単に遠くまでシャトルを飛ばせるようになったら徐々にテンションを上げていくことをオススメします。
グリップのサイズを調整
バドミントンラケットのグリップサイズは、プレイヤーの手の大きさやプレースタイルに合わせて選ぶ重要な要素です。以下に、グリップサイズについて詳しく説明します。
グリップサイズの違い
バドミントンラケットのグリップサイズは、通常「G」の前の数字で表されます。数字が小さいほど太く、大きいほど細いグリップです。以下は一般的なグリップサイズの特徴です:
- G6(細いグリップ):
- 握りやすく、切り替えがしやすい。
- 前衛プレーヤーや女性、手の小さい方に適しています。
- G5(平均的なサイズ):
- 一般的で最も普及しているサイズ。
- 初心者からベテランまで幅広く愛されています。
- G4(太いグリップ):
- 力強いショットに適しています。
- 手の大きい方やパワープレーヤーにおすすめです。
グリップテープのアレンジ
グリップテープは、グリップの太さや感触をカスタマイズするために使用されます。以下はいくつかのグリップテープの種類です:
- 吸着系のウェットグリップ:
- 手にフィットし、滑り止めにもなります。
- 初心者や手汗が少ない方に適しています。
- ドライ系グリップテープ:
- 吸着力がありながらベタつきが少ないタイプ。
- 手汗をかきたくない方におすすめです。
- デコボコ系のグリップ:
- 手にフィットし、力強いショットに適しています。
グリップサイズとグリップテープの選択は、自分のプレースタイルや手の大きさに合わせて行いましょう。
おすすめのバドミントンラケット
- YONEX ASTROX88D PRO
- サイズ:3U/G4・5・6、4U/G5・6
- 打球感:硬め
- 推奨テンション:4U=20~28、3U=21~29
- カラー:キャラメルゴールド
- 価格:約21,450円
- 特徴:制球力と突破力を高めたダブルス後衛型のラケット。スマッシュが沈めやすく、スイートスポットの広がりで反発力も増しています。
- YONEX ASTROX88S PRO
- サイズ:3U/G4・5・6、4U/G5・6
- 打球感:中間
- 推奨テンション:4U=20~28、3U=20~29
- カラー:エメラルドブルー
- 価格:約21,450円
- 特徴:精密なコントロール力を高めたラケット。球持ちのアップとスイートスポット広がりで攻撃力もアップ。
- MIZUNO ALTIUS 01 FEEL
- サイズ:3UG5
- バランス:イーブンバランス
- 推奨テンション:3U=23~27
- カラー:ホワイト×ゴールド
- 価格:約18,260円
- 特徴:シャトルの球持ちと反発性の両立したラケット。シングルスでコントロール重視の人におすすめ。
- LI-NING AERONAUT 9000I
- サイズ:W1(5U)/S1
- バランス:ヘッドヘビー
- シャフト:柔らかい
- 推奨テンション:~32lbs
- カラー:ブラック/ゴールド
- 価格:約20,350円
- 特徴:風洞設計で振り抜きを高めたラケット。日本代表の渡辺勇太選手も使用しています。
- YONEX DUORA 7
- サイズ:3U/G4・5
- 打球感:中間
- 推奨テンション:3U=19~24、2U=20~25
- カラー:ダークガン
- 価格:約17,388円
- 特徴:フォアとバックで異なるフレーム形状を持ち、クリアとレシーブのコントロールを両立させたラケットです。
- YONEX NANOFLARE 800
- サイズ:3U/G4・5・6
- 打球感:硬め
- 推奨テンション:4U=20~28、3U=21~29
- カラー:マットブラック
- 価格:約19,250円
- 特徴:空気抵抗を削減したフレーム形状で、素材の弾きを活かしたパワフルなラケットです。
- MIZUNO ALTIUS 01 FEEL
- サイズ:3UG5
- バランス:イーブンバランス
- 推奨テンション:3U=23~27
- カラー:ホワイト×ゴールド
- 価格:約18,260円
- 特徴:シャトルの球持ちと反発性を両立したラケットで、シングルスでのコントロールに適しています。
- YONEX ARCSABER 11
- サイズ:4U/G5・6、3U/G4・5・6
- 打球感:硬め
- 推奨テンション:3U=19~24、2U=20~25
- カラー:メタリックレッド
- 価格:約19,800円
- 特徴:くわえ込みで弾く打球感を高めたラケットで、ダブルスプレイヤーにおすすめです。
まとめ
今回はバドミントンラケットの選び方について、ラケットの型、素材、重さ、シャフトの太さや硬さ、ガットのテンション、グリップのサイズといった観点から紹介をしました。
これらのポイントを参考に、バドミントンラケットを選んでみることをお勧めします。