バドミントンのシャトルを紹介
バドミントンのシャトルとは?
バドミントンのシャトルは、ラケットで打ち合う羽根のついた球のことです。主に「羽根」と「コルク」から構成されています。羽根はコルクに刺さっており、その形状はお正月によく遊ばれる羽子板の羽根に似ています。シャトルはバドミントンにおいて、競技に及ぼす影響力が非常に高いものです。使用する道具の中で、一番の影響が出るといっても過言ではありません。そのため、バドミントンのシャトルには規格としてある程度のルールがあります。
以下はシャトルの規格です:
- 羽根の枚数: 16枚
- 羽根のサイズ: 62mm~70mm
- 羽根の先端(円形): 58mm~68mm
- コルクの直径: 25mm~28mm
- 重量: 4.74g~5.50g
これがバドミントンのシャトルとして認められるための規格です。もし、今お手元にシャトルがある方は一度羽根の枚数を数えてみてください。きっと16枚あるはずですから。
シャトルの種類
バドミントンのシャトルは2種類に大別されます。それが「水鳥タイプ」と「ナイロンタイプ」です。これらの大きな違いは「羽根」の素材です。
水鳥タイプ
- 飛行性・精度に優れる。
- 比較的安価だが、耐久性は低い。
- 試合を意識した練習やコントロール練習に適しています。
ナイロンタイプ
- 耐久性に優れる。
- 比較的高価で、耐久性も高い。
- ノックや強打を含む練習に適しています。
シャトルの選択は使用用途によって異なります。試合を意識するなら水鳥タイプ、耐久性を重視するならナイロンタイプを選ぶと良いでしょう。
シャトルのグレード
バドミントンシャトルのグレードは、その品質や使用目的に応じて異なります。以下ではバトミントンシャトルの件定休を中心に紹介をします。
バドミントンの検定球は、試合球のことを指します。公式試合では、(公財)日本バドミントン協会の検定審査に合格したシャトル(=検定球)しか使用できません。検定球は基本的に質の高いシャトルであり、飛びが正確です。そのため、上級者の多いクラブでも日頃の練習用としても使われています。
検定球は「第1種検定合格球」と「第2種検定合格球」の2つのカテゴリに分かれています。具体的な定義は以下の通りです:
- 第1種検定合格球: 日本バドミントン協会が主催する大会およびその予選大会で使用できるシャトル。
- 第2種検定合格球: 日本バドミントン協会の加盟団体(各都道府県・市町村協会や連盟)が単独で開催する大会で使用できるシャトル。
第1種は全国レベルの大きな大会でも使えるシャトルであり、第2種は地方大会でしか使えないシャトルとなります。検定球には必ずシャトルの筒に金色(第1種)または銀色(第2種)のシールが張ってありますので、見分ける際には注意してください。
検定球は、試合で使うに足る一定の品質があることを証明されているものであり、バドミントンの普及発展のために重要な役割を果たしています。
バドミントンシャトルの選び方と購入時の注意
バドミントンシャトルを選ぶ際にはいくつかのポイントに注意することが大切です。以下に、バドミントンシャトルの選び方と購入時の注意点を詳しく解説します。
シャトルの番号による選び方
- シャトルの番号は季節や気温によって使い分けます。
- 1~5番の番号があり、番号が大きくなるに従って、飛びやすくなります。
- 気温が高いときはよく飛び、逆に気温が低いと飛ばなくなります。
- 季節や気温にあったシャトルを選ぶようにしましょう。
番号による違い
シャトルの番号は、1番から5番までの数字で表されます。番号が大きくなるに従って、シャトルは飛びやすくなります。具体的な選び方は以下の通りです:
- 1番と2番のシャトル:
- 夏場は気温が高く、シャトルが飛びやすいため、飛びにくい1番や2番のシャトルがおすすめです。
- 3番と4番のシャトル:
- 春と秋には、気温が中間で、シャトルの飛び具合も適切な3番や4番のシャトルを使用することが多いです。
- 5番のシャトル:
- 冬場は気温が寒く、シャトルが飛びにくいため、飛びやすい5番のシャトルを選ぶと良いでしょう。
シャトルの番号の見分け方
シャトルの番号は、筒や箱に表記されています。また、水鳥シャトルは筒のキャップに番号のシールが貼られているので、それを確認することで番号を知ることができます。ナイロンシャトルは、テープの色によってスピードが分類されています。
価格別の選び方
- 耐久性、打球感、飛行性を考慮して価格別に選ぶことも重要です。
- 安すぎるシャトルは羽の質を下げてコストカットしている場合があります。
- 耐久性を重視するなら、少し高めのシャトルを選ぶことをおすすめします。
バドミントンシャトルを選ぶ際には、これらのポイントを考慮して、自分に合ったシャトルを購入しましょう。
まとめ
今回はバドミントンのシャトルについて種類、グレード購入に係る注意点について紹介をしました。
今後も楽しいバドミントンライフを過ごす上で、シャトル選びの参考にしていただければと思います。